おいしそうな料理が出てくる本

  • キッチンコンフィデンシャル。必読です。スピリッツでやってるイタリアンレストラン漫画、バンビーノの元ネタかと。 第一話はあきらかにパクリかな、と。
  • 食は広州に在り 邱 永漢 中華料理好きなら一度は。 初期の美味しんぼはこの本や魯山人の本から頻繁にネタをとっています。
  • 大泥棒ホッツェンプロッツ オトフリート・プロイスラー にんにくとベーコンがたくさんはいった料理を森の中で泥棒が作ってくれます。子供心にたまらん刺激でした。魔法使いの大好物なジャガイモのフライもおいしそうです。このへんドイツ文学ならでは。 同じ作者のクラバートに出てくる濃いオートミールやチーズ、ソーセージもうまそう。
  • ささやかだけど、役にたつこと レイモンドカーヴァ 巨匠ロバート・アルトマンの大作、ショートカッツにも主要なエピソードとしてくみこまれています。あたたかいパン。that's it.
  • 開高健村上春樹の小説に出てくる食べ物はどれもおいしそう。大地にほおずりしたくなるようなジャガイモの匂い立つコロッケなんてね。椎名誠のも、それなりにおいしそうだけど、キャンプ料理に偏っているイメージが・・ どれもマヨネーズ味か鰹節味ってかんじ。
  • 思うに児童文学の食べ物の表現はストレートにうまそうだ。グリとグラがやくでかいパンケーキにどれだけ焦がれたことか。ちびくろサンボがトラのバターでつくるホットケーキもどれだけ食べたいと親に頼んだことか。小学生には性欲も出世欲も睡眠欲も薄いから、児童文学は食欲と冒険に満ち満ちているのでしょう。

世界を食いつくせ! キッチン・コンフィデンシャル・ワールド・エディション

世界を食いつくせ! キッチン・コンフィデンシャル・ワールド・エディション

 
食は広州に在り (中公文庫)

食は広州に在り (中公文庫)

 
大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる (偕成社文庫 (2009))

大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる (偕成社文庫 (2009))

 
Carver’s Dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選

Carver’s Dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選

 
クラバート

クラバート