プライバシーとアカウンタビリティ

我々が欲しているのは、プライヴァシーよりもむしろアカウンタビリティなのではないかということだ。どんな情報をどんな形で入手して、その結果何をすすめるかというのをきちんと提示し、そしてその情報を第三者に漏らしていないという安心感があれば、人々は個人情報を見せる事にやぶさかではないのかも知れない。

  • リコメンデーション機能で何かフに落ちないのは、だれがお前に俺の購買履歴を使っていいって言った??、というなんとなーくの侵害感覚であり、俺の購買履歴を使ってなにか金儲けでもたくらんでるんじゃないか、という、あつかましさへの不信感である。もうちょっと言うならば、俺の購買履歴は俺のものであって、お前をもうけさせるためのものじゃない。
  • 利用者の側からは、他人はこんなものかってますよ〜、と、生で見るのはちょっとあつかましいような気がするし、俺はこんなもの買ってますよ〜、を、見られるのには(たとえ匿名でも)抵抗がある。引用にあるように、「どんな情報をどんな形で入手して、その結果何をすすめるか」がきちんと提示されていれば、確かに侵害感は軽減されるけど、精神的な面では今ひとつリコメンデーションに抵抗がある。
  • それにしても研修で猫も杓子もクロスセリングと唱えていたころがなつかしいなぁ。商いは、短く持ってコツコツと。