車輪の再発明ができる人はすごい人です

  • 「自分が考えたアイディアはすでにだれかにやられていて、新しいアイディアは思い浮かばない」というような話をよく聞きますが、それはおこがましいってもんです。
  • チラリと思い浮かんだ方法が、「すでににだれかにやられている」と思ったなら、二つの可能性があります。一つはあなたが天才であること。もうひとつは、あなたが蒙昧であって、「すでにだれかにやられている」と思った方法がきちんと理解できていないこと。このどちらかです。99%は後者です。
  • 「すでにだれかにやられている」アイディアが、世に知られているということは、それは良いアイディアなのです。良いアイディアなんてそうは簡単に思いつけるものではありません。「新しい分類学習の方法を思いついて、実装してみたら、サポートベクターマシンと同じでしたよ・・・ バプニクむかつく!」などとがっかりしている人がいたら、僕はその人に土下座してもいいです。
  • もし、苦労して考案したアイディアが、「すでにだれかにやられている」方法と同じであったなら、がっかりするより喜びましょう。それはあなたが将来、そのだれかさんと同じか、それ以上によいものを作ることができる予兆です*1
  • 小学生の子供が、「重い石と軽い石は同じ速さで落ちるんだよ!!」などと言い出した時に、それはニュートンという人が何百年も前に見つけていたことなんだよ、などという必要がないことは、弁証法的観点からも帰納的だよねー
  • どうかな?啓発セミナーとかでお金儲けられるかな?このポジティブさw

*1:別に僕が長年温めていたネタがすでに誰かにやられていたとか、そういうことでは全然ないんです